金融は言葉の通り「お金を融通」?

世の中にはお金が必要となる機会が何かと多いものです。公共料金や税金や各種ローンなどの生活に必要な支出はもちろん滞り無くお金を捻出して対処する必要がありますが、それでも時によってはどうしようもなく支払額が不足してしまうケースもあることでしょう。そう言った折には金融機関や消費者金融をうまく活用して不足金を埋め合わせるのが最も賢いやり方と言えるでしょう。他にも親や兄弟や友人からお金を借りるという手法もありますが、こういったことで周囲の人をトラブルに巻き込んで関係性が悪化してしまうことも少なくありません。 その点、金融サービスはその言葉の通り、お金を融通するということを専門とする生業ですので、こういった非常時に適切に便宜を図ってくれるところが大きなメリットです。ただし何処から借りて不足金を補うのかでは少し取り組み方がことなってきます。たとえば金融機関といえばそれは銀行や証券会社などを指しますし、他にも資金を融通してくれる専門業者として消費者金融は銀行とはまた別の形態の会社と言えるでしょう。 たとえば銀行は国が定めた銀行法という法律に則って運営されています。またその法律ゆえに消費者への融資の際にも利息はできるだけ抑制されているパターンがほとんどです。けれどその代わりに大企業への融資が行えて大規模な取り引きが可能であったり、あるいは銀行が経営破綻するような非常時には国庫から資金注入して経営を健全化させることも可能です。 一方の消費者金融は言葉の通り消費者を対象にして展開するローンです。ひとつひとつの会社は規模が小さいものの、最近では積極的に銀行系のグループに編入されるなどの措置を講じて安定した経営を模索しています。ただし消費者金融の運営を定めるのは銀行法ではなく貸金業法という法律になります。これにはひと昔前に浸透していた年利20パーセント以上のグレーゾーン金利を禁止したり、あるいは個々への融資の限度額を年収の3分の1までに定めた総量規制を定めるなどの決まり事も盛り込まれています。 同じ融通であっても、このように世の中では全く別種の法律に則って、実に様々なタイプの「融通」が行われているのです。